2020.12.19
“上司の承認力が高いと、部下がやる気を出して働いてくれるようになる”
それは何となく理解できる。
でも、今までそんなことしたことないから、急には変われないよ。。。
しかも、急に「〇〇さんの、〇〇なところ、いいね!」なんて言うと、部下から「え~!?何、急に。気持ちわるっ!」と思われるかも。。。
やっぱり抵抗がありますよね。
ムリに承認しようとすると、うわべだけになってしまい、逆に信頼を失う可能性もあります。
「私は承認力が低いから無理だ」と諦めかけてる方へ。
大丈夫です!
承認力は鍛えることで向上します。
目次
では、どうやって鍛えるのか?
ポイントは『洞察力』です。
承認力は、振り子の原理と一緒です。
インプットが大きければ、アウトプットも大きくなり、
インプットが小さければ、アウトプットも小さくなります。
インプットが無ければ、アウトプットはできません。
承認するための情報が無ければ、承認はできないんです。
つまり承認力を鍛えるためには、承認するための情報を集める力=インプットする力=『洞察力』が不可欠なんです!
今回は、洞察力の中でも最も大事な能力の一つ、『聴く力』に絞って書いてみたいと思います。
ちなみに「聞く力」ではありません。
「聞く」と「聴く」の違いは、音を認識する時の“意識の仕方”にあります。
・自然に音が耳に入ってくる場合は「聞く」
・音や、音が持つ意味を認識しようと注意して耳を傾ける場合は 「聴く」
(参考:weblio辞書-実用日本語表現辞書)
「聴」という漢字は、左側の「耳」という偏と、右側の「十、四、心」という旁で成り立っており、右側の旁は「まっすぐな心」を表すそうです。
「聴く」とは、「耳を傾けて、まっすぐな心でよくきく」ということなのですね。
話は分かった。
じゃあ、具体的に何をすればいいの?
そんな質問が聞こえてきそうです。
答えは“あいづち”です。
・「うん、うん」「おー」「なるほど」などの言葉のあいづち
・目線を合わせる、口角を上げる、うなずくなどの顔のあいづち
・身体を向ける(手や足は組まない)、前のめりになる、メモをとるなどの身体のあいづち
まずは、これらを丁寧に行っていきましょう!
少しくらいオーバーにやった方が効果的です。
また、あいづちが難しい場合(否定や反対の気持ちが生れる時)もありますよね。
そんな時は、
・「興味深い考え方だね」「新しい視点だね」「〇〇さんならではだね」
といった言葉を使うといいと思います。
良い“あいづち”は、相手の“聴いてもらえている感”を高めます。
“聴いてもらえている感”が高まると、相手はどんどん自己開示をしてくれるため、承認するための情報をたくさん出してくれます。
また“あいづち”は、それ自体が相手への承認にも繋がります。
結果的に、相手との関係が良くなりますね。
『聴く力』を意識することは、洞察力を高め、承認力を向上させ、人間関係を良くする秘訣です!
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