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自己承認力3つのポイント

2021.08.07

他者を承認するには、まずは自分から

職場のメンバーや大切な家族に対して、承認力を発揮すると、相手が自信を持ち、自発的に行動できるようになる。

頭では分かっていても、現実は、相手の欠点ばかりが目についてしまい、それを差し置いて承認なんて、なかなかできない。

そんな人が結構多いのではないでしょうか?

≪関連記事≫承認とは?

もしかしたら、その原因は、自分への承認(自己承認力)が不足しているからかもしれません。

今回は、他者を承認する上で、とっても大切な「自己承認力」のお話をさせて頂きます。

 

「自己承認」とは、“ありのままの自分”を肯定することです。

もしも自己承認力が不足していると、どんなことが起きるのでしょう?

 

自己承認力が不足することの弊害(3つのポイント)

パフォーマンスが下がる

自分を承認していない状態とは、「俺って(私って)、やっぱりダメだなぁ」とか「〇〇さんに比べて劣っているもんなぁ」と、自分にダメ出しをしている状態のことです。

これでは、自信が無くなり、やる気も下がってしまいます。

自信がなく、やる気が下がった状態で物事(例えば、仕事・家事・趣味など)に取り組んでも、なかなか良いパフォーマンスを出すことはできません。

 

居ますか??

「俺って(私って)、ダメだなぁ」とか「周りに比べて劣っているもんなぁ」と思いながら、金メダルを取ったオリンピック選手。

きっと、結果を残した選手は、みんな自分を承認していたはずです。

「俺には(私には)できる!」「俺は(私は)優れている!」と。

 

幸せが逃げていく

自分を承認できない人は、もしかしたら“ベキネバの呪縛”に囚われているかもしれません。

「社長(リーダー)なら、こうあるベキ!これぐらいできネバ!」

「母親(父親)なら、こうするベキ!これぐらいやらネバ!」

疲れますよね。

本当は、結構ちゃんとやっているんです。

ちょっとくらい自分を許してあげてもいいんじゃないでしょうか?

自分のできていない事ではなく、できている事に目を向けてみてください。

 

今、あなたは社長として(リーダーとして)、母親として(父親として)、10点満点中、何点ですか?

点数が頭に浮かんだら、10点から差し引いたほうの点数は無視をして、残ったほうの点数に注目してください。

その点数がついている理由は何ですか?

その理由を、1つだけではなく、2つ、3つと考えてみてください。

きっと、できていることがたくさんあるはずです。

そうです!あなたは今のままで十分素晴らしい!

 

コップに水が、半分入っていたとします。

「半分しかない」と落ち込むか、「半分もある」と喜ぶか、は自分次第です。

“コップの水は満杯であるベキ!”“コップの水を満杯にせネバ!”という呪縛から解放されたならば、今すぐに幸せを手に入れることができるかもしれません。

 

人を承認できない

自分を承認していない人は、他の人を承認することが難しいです。

なぜならば、自分のできていない事ばかりを気にしているので、どうしても相手のできていない事に目が行ってしまうからです。

「自分に厳しく、他人に優しく」という言葉がありますが、実はこれ、とっても難易度が高いと思うんです。

日本心理学会で発表された埼玉学園大学と名城大学の共同調査論文によると、“自己を受容する度合いと他者を受容する度合いには、明らかな相関関係がある”ことが証明されています。

つまり「自分に優しい人は他人にも優しく、自分に厳しい人は他人にも厳しい」のです。

ストイックな方は「自分に優しくするなんて、向上心がない人のやることだ!」と抵抗感を抱くかもしれません。

でも、少しくらい自分を甘やかしてもいいじゃないでしょうか。

なぜならば、あなたの大切な人に、優しい気持ちで接することができて(たくさん承認できて)、元気と勇気とやる気をプレゼントすることができるのですから。

≪関連記事≫5つの承認力

 

ゴルフは自己承認力のスポーツ!?

先日、私は、ゴルフに行きました。

その時に、ご一緒させて頂いたご年配の方の振る舞いがとても素敵だったのでご紹介させてください。

自分のことを棚に上げて申し上げますが(笑)、その方は、失礼ながら、ゴルフの腕前自体はさほど上級者というわけではありませんでした(すみませんっ!)。

なので、たまにミスショットもあるのですが、その度に「あるよね~♪」と独り言を言われていたんです。

これ、自己承認ですよね。

私がミスショットをした後によくやってしまうのは、「ここがダメだったもんなー」という反省や、「今日は調子が悪いなー」という自分へのダメ出しです。

さて、どっちのほうが、プレーのパフォーマンスが上がると思いますか?

答えは明確です。

その方は、終始にこやかで、楽しそうにラウンドをされていらっしゃいました。

そして、他のメンバーが良いショットをした時には「ナイスショット!」、ミスをしたときには「あるよね~♪」と、心から承認をしていらっしゃいました。

実際、ご一緒させて頂いた私のスコアも、いつもよりちょっと良かったです(^^)

自己承認力を高める方法

周りの人を承認できるようになるには、まずは自分から。

今回は、自己承認力をテーマに取り上げてみました。

自己承認力とは“ありのままの自分”を肯定する力のこと。

「失敗してしまう自分」「ついサボってしまう自分」「思うようにできない自分」

そんな自分もひっくるめて、認めてあげたいですね。

「ベキネバの呪縛」から脱出し、不足している事ではなく、できている事に目を向けてみましょう!

それでも、どうしても自分を否定しそうになった時、私はこうつぶやくと決めています。

「あるよね~♪」

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