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リーダーシップとは

2022.11.07

「リーダーシップ」という言葉を聞いて、皆さんはどんな人を想像しますか?

堂々としている人、皆を引っ張っていく人、的確な指示が出せる人、等々。

でも、自分はそんな性格じゃないし・・・、向いてないんじゃないか・・・。

多くの人が「リーダーとはこうあるべき」という理想像を描き、現実とのギャップに悩まされているのかもしれません。

今回は、そんな悩める経営者、管理職の皆さんのヒントになれば、という思いから「リーダーシップとは何か?」について考えてみたいと思います。

リーダーシップの目的

そもそもリーダーシップの目的は、何でしょうか?

それは、チームが成果を上げることです。

では、チームが成果を上げるために必要な条件は、何でしょうか?

それは、メンバーが成果に向けて、適切な行動をとることです。

であるならば、リーダーシップとは、メンバーが成果に向けて、適切な行動をとれるようにすること、と言えます。

そのために「堂々と、皆を引っ張り、的確な指示を出す」というのも、一つの手段かもしれません。

但し、この手段の危ういところは、メンバーに対し、画一的な行動(リーダーのやり方)を強いてしまっている、ということです。

こうなってしまった場合、メンバーの自発的な行動が減り、結果的に生産性や創造性が下がってしまう可能性があります。

ではどうすれば良いのでしょうか?

その答えは“持ち味”です。

 

ある経営者の言葉「飛べ、ニワトリ!?」

職業柄、いろんな経営者の方のお話を聞く機会があります。

ある経営者の方が、こんなことをおっしゃっていました。

過去の私は、社員に対し、自分と同じような仕事のやり方を求めていました。

でも、それはまるで、ニワトリに「飛べ」と言っていたようなもの。

そりゃ難しいよね。

ニワトリは、卵を産むのが得意なんだから、それをやってもらったらいい。

高く飛ぶのは、それが得意なタカやワシにやってもらったらいい。

私は、なるほど~!と思いました。

人にはそれぞれ“持ち味”(得意、不得意)があり、それを存分に発揮できる環境を整えるのが、リーダーの仕事なんだ!と。

ちなみにその会社は、不況知らずです。

どんどん仕事が入ってきて、その仕事を社員さんたちが(“持ち味”を活かして)、どんどんこなしています。

 

リーダーシップとは料理のようなもの

テレビの料理番組では、よく「素材の持ち味を活かして…」といった言葉を聞きます。

ピーマンは苦いからダメ、唐辛子は辛いからダメ、なんて言いませんよね(笑)。

それぞれの素材の“持ち味”を活かし、「おいしさ」という目的を達成していきます。

リーダーシップは料理と同じだと思います。

それぞれのメンバーの“持ち味”を活かして、「チームの成果」という目的を達成していきます。

 

“持ち味”を活かすには、承認力が大事

メンバーが、“持ち味”をいかんなく発揮するためには、リーダーの承認力が大事です。

承認力には5種類がありますが、その中でも“持ち味”の発揮に最も効果的なのは、存在承認です。

≪関連記事≫5つの承認力

「〇〇さんは、〇〇が得意だよね!」

「〇〇さんだと、〇〇の仕事は、安心して任せられるよ!」

「〇〇さんは、〇〇をする時にイキイキしてるね!」

相手の“持ち味”を見極め、存分に発揮してもらえるような声がけ。

わたしも、そんな料理の鉄人になりたいです。

≪関連記事≫承認がキモ!成功循環モデルから学ぶマネジメントの順番

≪関連動画≫リーダーシップとは

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