2023.06.27
いつも必ず良い結果が出る!といいのですが、みんながそうはいかないのが現実です。
今回は、結果が良くても悪くてもできる承認の1つであるプロセス承認について紹介します。
目次
まず前提として、何らかの結果が出ています。
プロセス承認とは、その結果が良くても悪くても、その結果が出るまでに実際にしてきたこと(過程=プロセス)について承認することです。
良い結果が出ていることが前提の結果承認と違い、プロセス承認は結果が悪かった場合でも承認することができます。
プロセス承認するうえで大切なのは、良い結果を出すためにしてきた努力を認めることです。
・目標を達成できても/できなくても、目標を達成するためにしてきたことを認める
→ 目標に向かって努力したね!
活動を毎月やり続けたね!
・良い成績が出ても/出なくても、良い成績を出すためにしてきたことを認める
→ 毎日勉強を欠かさず頑張ったね!
・新規顧客を獲得できても/できなくても、新規顧客を獲得するためにしてきたことを認める
→ 見込み客リストを作ってくれたね!
〇〇件も訪問してくれたね!
・アンケート結果が良くても/悪くても、アンケート結果が良くなるためにしてきたことを認める
→ お客様の話をよく聴いて本音を引き出してくれたね!
結果が良かった場合は「良い結果を出すために努力していたのを見ていた」ということを、結果が悪かった場合は「良い結果は出せなかったけど、努力したことは間違っていない」ということを伝えることができます。
どちらも「自分がしてきたことをちゃんと認めてもらえている」という安心感を与え、「また頑張ろう!」というやる気を引き出すことにつながります。
「結果がすべて」「良い結果が出なければ意味がない」と思っていませんか。
もちろん良い結果を出すことは大事です。
良い結果を出すための手段として良いプロセスが必要であり、次につなげるためには結果が良くても悪くてもプロセスを改善していくことが大切です。
結果だけでなくプロセスも見ているということが伝われば、主体的にどうすれば良いか考えてプロセスを改善しようとする動きにつながっていきます。
組織の全員が主体的に動くようになったら・・・ワクワクしますね。
さぁ、プロセスもしっかり承認して、次の良い結果につなげましょう!