2023.08.25
今回は、結果が出ていなくても、行動に表れていなくてもできる「意識承認」について紹介します。
目次
意識承認とは、『意識や思考』に対して行うもので、意識したことや行動しようとしたことを承認することです。
まだ行動に表れていない段階でも、その人のやりたいこと、思っていることに対して、承認することができます。
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すべての行動は〇〇をやろうと思う意識から始まるので、意識したこと自体を丁寧に承認することが将来の行動、プロセス、そして結果に大きな影響を与えます。
前向きな意識を認めることは、相手のやる気を高めることにつながります。
意識承認は、まだ行動に表れていない段階でも承認欲求を満たして、やる気を引き出すことができるので、特にこれから行動を起こして結果を出していこうという人に対して非常に重要な承認です。
相手をよく見て、なぜそのような予備行動をとったのかを察して承認することが大切です。
・新入社員に話かけている
→(新入社員と積極的にコミュニケーションを取ろうとしているんだ。)
「チームの結束を高める一歩だね!」
・プレゼンテーションのスタイルを変更している
→(いつもとは異なるスタイルでプレゼンテーションを行おうとしているんだ。)
「前向きなアプローチだね!」
・セミナーのチラシを見ている
→(セミナーに参加しようとしているんだ。)
「自己成長への取り組みが素晴らしいね!」
・データ分析についての本を机の上に置いている
→(分析に新しいツールや手法を取り入れようとしているんだ。)
「効率的なデータ解釈に役立つかもしれないね!」
・日記をつけている
→ (振り返りをして気づきを記録しているんだ。)
「自己理解を深めようとしている姿勢が素晴らしいね!」
意識承認する際のポイントは、変化に注意を向けることです。
相手は、新たな方向性やアイデアを模索しているかもしれません。
変化の背後にある意味に気付くことで、より効果的な意識承認が可能になります。
まだ行動に表れていない段階でも、承認するというのは、相手をよく見ていないとできませんね。
これまでとは異なる意識を育てようとしている変化を敏感に感じ取り、積極的に認めましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
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